授業内容の補足・推薦図書の追加・言語学よもやま話など


by jjhhori

よい発表とは?<1>

この授業では,学生による発表が中心となります.要するに,発表の善し悪しによって,授業の善し悪しが決まるといってもいいかもしれません(勿論,議論が盛り上がるように教員が努力することが必要なのはいうまでもありません).

では,よい発表とはどういうものでしょうか?

まず,第一にレジュメが工夫されていることが重要です.レジュメも授業によってその作り方が違ってくるわけですが,この授業の場合,レジュメに要求されるのは,テキストの内容のまとめと補足的な内容の追加の2つです.以下,そのそれぞれについてどういうことが重要なのかを述べましょう.

まず,テキストの内容をまとめるにあたり,前提となっているのは,その授業に出ている全員がテキストの該当個所を読んでいることです(読んでいなければ,授業に出ても全く意味はありません).つまり,レジュメでは,テキストの内容を逐一細かくまとめなくても,その筋道が分かるように,見出しをつけたり,要点を箇条書きにしたりしてまとめればいいわけです.端的にいえば,あとで本文を読まなくても,どういう内容だったかが分かる程度にまとめるということです.概して,テキストの文章をそのまま抜き出してダラダラ書いているような,全く工夫のみられないレジュメは,減点の対象となります.単なる要約ではないことに注意してください.

次に,補足的な内容の追加というのは,いわば自分の発表のウリとなるものです.テキストをまとめるぐらいなら,中学生でもできます.この授業で求められているのは,テキスト以外に自分で調べてきた内容を発表することです.

この場合,補足内容に関しては,他の学生は読んでいないわけですから,テキストの内容をまとめる場合と異なり,それなりに詳しいレジュメが必要となってきます.勿論,文章をそのまま抜き出してきただけのまとめ方は減点対象となります.ましてや,インターネットで調べてきた内容を無造作に貼り付けるというのは,大学生がやることではありません.その文献の当該箇所をしっかり読んで,内容を把握した上で,必要な情報が分かりやすく相手に伝わるように,例えば,箇条書きにしたり,適宜見出しをつけたり,文字の種類をかえたりなど,いろいろ工夫しなくてはなりません.どうすれば,それを見る人に分かってもらえるか,そういったことを想像しながら,是非ともレジュメを作ってほしいと思います.要するに,「気の利いたレジュメを作る」ということですね.

この続きは,「よい発表とは?<2>」で述べます.
[PR]
by jjhhori | 2004-05-07 23:29 | 授業